すると神崎は俺の制服を掴んだ。 「あ、いざわくん……」 そして上目遣いをされる。 ……ちょっと待て。可愛すぎるだろ。何こいつ、やばい襲いたい。 でもそんなことをしたら嫌われる。少しでも意識してるとバレたら距離を置かれるかもしれない。 そんなのは嫌だ。せっかく隣の席になれたのに。 平然を装わなければ。いつもの余裕を見せるんだ、俺。