「で、結香と今後どう付き合って行くか、だよね?」


あたしは気を取り直してそう言った。


「うん。そうそう」


つぐみが頷く。


「結香があんな事を言っていたのは正直ショックだけど、友達だしね……」


あたしがそう言うと、初が鋭い眼であたしを見て来た。


その口元にはチョコレートがついている。


「侑里は優しすぎるんだよ! 悪口を言うヤツを友達だとか思わなくていいんじゃないの?」


初が興奮気味にそう言う。


「でも……」


「今回は、あたしも初の意見に賛成」


つぐみがそう言い、ジュースを一口飲んだ。


「ちょっと、つぐみ!」


「だって、なんであたしたちだけ我慢しなきゃいけないの?」


「そうだよ! あたしたち、何か悪い事した?」