裏ギフト

☆☆☆

それからあたしは珍しく朝食をとり、出かける準備を始めた。


待ち合わせ場所は学校の近くのコンビニだ。


小さなバッグに財布と携帯電話を入れて、ふと出窓に視線をやる。


2つの贈り物が並べて置かれている。


持っていってみようか?


そんな考えがよぎる。


あの2人に相談しても大して役に立つとは思えないけれど、何もわからないままほっておくよりはいいかもしれない。


そう思い、あたしはバッグを大きめのものに変えて贈り物をねじ込んだのだった。