《今起きたところ。メモとオヤツありがとう》


《気にしないで。それよりも今日は変な事起こったりしてない?》


早いペースで送られてくる返事に、あたしは思わず笑顔を浮かべていた。


ひなたは本気であたしの事を心配してくれている。


翔真からはなんの連絡もない分、それがよく伝わって来た。


《心配してくれてありがとう。大丈夫だよ》


そう返事をするとようやく安心したのか、ひなたからのメールは止まった。


もしかしたら今日は空君とデートだったのかもしれない。


日曜日だし、その可能性は十分にある。


そう思うと少しだけ申しわけない気持ちになったのだった。