「信じられない……」


そう呟き、口元を押さえるひなた。


「こんなもの……どうして……」


呟くようにそう言い、箱が手から滑り落ちる。


「ひなた!?」


あたしが呼ぶ声も届かず、ひなたは青い顔でその場に倒れてしまったのだった。