あたしは、ギフトが届き始めたときの事をひなたに話した。


最初に届いていたウサギの体。


それを組み立てる事が出来ず、階段から突き落とされた事。


そしてまた猫のギフトが届いている事。


ネットカフェで調べた裏ギフトの事も、翔真が一度泊まりに来ていることも、全部話した。


「どうしてそんな大事な事を黙ってたの?」


話を聞き終えると同時に、ひなたは怒ったような口調でそう言った。


「ごめん。心配かけると思って……」


「心配するに決まってるじゃん! 階段から突き落とされたとか、それって犯罪でしょ!?」


そう言い、ドンっ! とテーブルを叩くひなた。


周りのお客さんが何事かとこちらへ視線を向けてくる。


「ご、ごめんひなた。怒らないで?」


慌ててそう言うと、ひなたは目を吊り上げたまま深呼吸をした。


気持ちを静めているようだ。