意を決し、あたしは箱に手をかけた。
そして勢いよくその蓋を開ける。
ビニールに入れられた中身が見えた瞬間、あたしは小さく悲鳴を上げていた。
やっぱり、想像していた通りのものがそこにあった。
ウサギの……頭だ。
ウサギの目はうつろに空中を見つめていて、舌はダラリと口から出ている。
耳は1つしかなく、もう1つは根っこの方から切り取られている。
あたしはウサギの耳のストラップを思い出していた。
あれが、もう片方の耳だったんだ。
それに、このウサギ。
苦痛にゆがんだその顔は、ぬいぐるみではない事を物語っていた。
そして、生きたまま無残に殺されていったことが嫌というくらい伝わってきたのだ。
「狂ってる!!」
あたしはそう叫び、ゴミ箱の上で箱を逆さまにしてウサギの頭を捨てた。
素手で触れるなんて嫌だった。
ゴミ箱の中にドサリと転がるウサギの顔。
その目はあたしを睨んでいるように見えて、あたしは後ずさりをした。
その時だった。
そして勢いよくその蓋を開ける。
ビニールに入れられた中身が見えた瞬間、あたしは小さく悲鳴を上げていた。
やっぱり、想像していた通りのものがそこにあった。
ウサギの……頭だ。
ウサギの目はうつろに空中を見つめていて、舌はダラリと口から出ている。
耳は1つしかなく、もう1つは根っこの方から切り取られている。
あたしはウサギの耳のストラップを思い出していた。
あれが、もう片方の耳だったんだ。
それに、このウサギ。
苦痛にゆがんだその顔は、ぬいぐるみではない事を物語っていた。
そして、生きたまま無残に殺されていったことが嫌というくらい伝わってきたのだ。
「狂ってる!!」
あたしはそう叫び、ゴミ箱の上で箱を逆さまにしてウサギの頭を捨てた。
素手で触れるなんて嫌だった。
ゴミ箱の中にドサリと転がるウサギの顔。
その目はあたしを睨んでいるように見えて、あたしは後ずさりをした。
その時だった。



