【店員Bsid】


休憩時間に、客から貰ったと言って全然疑いもせず怪しい薬を飲む友達。


本当に大丈夫なのか心配になったものの、体は特に変化はないようだった。


でも、休憩が終わって立ち上がった時、あいつがいきなりうずくまった。


「おい、どうした!?」


「うっう・・・」


異変に気付いた俺はすぐに駆け寄った。


そしてデカい咳と共に、あいつの手の平にべったりと付いた血。


何がどうなってるのかわからない。


俺の頭は真っ白になり、苦しむ彼にただひたすら声をかけることしかできなかった。


そして意識が無くなり、倒れた彼が病院へ運ばれたのはすぐのことだった。


でも、残念ながらあいつは・・・













死んだ。














原因は毒物によるものだった。













END