そして7時。
すでにお店に着いていた俺は、待ち合わせ時間丁度に来た彼女と一緒に店内に入った。
「すいません、遅くなってしまって…」
「いえいえ、丁度よかったですよ」
向かい合って席に座り、それぞれ食べ物と飲み物を注文する。
「あの、そういえばまだ名前伝えてませんでしたよね?」
「え?
…あぁ、そういえばそうでしたね」
「私、安藤美咲と言います」
「美咲さんかー。
俺は前原良太。
よろしく」
「はい、よろしくお願いします」
お互い自己紹介した後、料理を食べながら質問し合って同い年だということがわかり、敬語はなしにすることになった。
しかも月は違うけど星座が同じらしく、俺たちがぶつかった日同じ占いを見ていたらしい。
「私良太君に出会ったのは運命なんじゃないかなって思うんだ!」
「え、俺も同じこと思ってた!」
まさか同じこと考えてたなんて…。
もうこれ運命的な出会いでいいんじゃない!?