ベタな展開には裏がある



「ジリリリリリ」


ガチャ。


「ふあぁー」


背伸びをして口を開けてあくびする。


あー、今日もまた1日が始まる。


「よっこらしょ」


重たい体を起き上がらせてベッドから出た。


洗面所に行って歯ブラシを取って口にいれて磨きながらテレビをつけ、食パンをオーブンの中に入れる。


顔を洗い、スーツに着替えてコーヒーを入れ、椅子に腰かけた。


暖かくなったパンの上にバターを塗って完成。


これが俺の毎朝のスタイルだ。


あとは星座ランキングを確認して家を出るだけ。


いつも通りの日常。


パンにかぶりつきながら始まった星座ランキングを見る。


「6月24日の今日の星座ランキング12位は・・・・ごめんなさーい。
やぎ座のあなたでーす。
何をしてもついてないことばかり起きそう」


12位はやぎ座か。


何をしてもついてないことが起きるって、可哀想だな。


俺の星座がまだ言われてないから、これはもしかすると・・・。


「そして、栄えある一位は・・・パンパカパーン!
いて座のあなた!
今日は最高にハッピー!
運命の人に出会えるかも!?」


やっぱり、一位だった。


別に占いを信じてるわけじゃないけど、これが意外と当たるんだよな・・・。


運命の人、か。


本当に会えたらいいな。


ま、しょせん占いだけど。


テレビを消してふと壁に掛けてある時計を見た。


「げっ!
いつもの時間に遅れる!」


急いで鞄を持ち、いつも出てている時間より、少し遅れて家を出た。