あまりにも幸治さんが慌てているので、私は全て説明をした。





幸治さんがしたのはキスまで。




まぁ、濃厚なディープキスだったけど、そんなことは恥ずかしくて言えず、軽くキスされたと話した。




「悪かったなぁ。」




と言われた。けど、悪くなんかない。




幸治さんはその気がなくて、酔ってあんなことをして、酔った勢いであんなことを言ったかと思うと、悲しくなってきた。





私は、それ以上は幸治さんに話しかけることができなかった。





それから、朝食を済ませ、帰ることになった。





昨夜はいろいろあったけど、これは私だけに留めておこう。





言う必要はないよね。




幸治さんが気を悪くしたらいけないしね。




帰りの車の中は、幸治さんも私も黙ってしまった。




なんだか気まずくて。