。○一花side





「あの、少し私の話し聞いてもらえませんか?」





「別にいいけど…」





その返事を聞き深呼吸をしてあの日のことを思い出しながら話し出した。





「あれは中3の頃でした。
あの時の私にはすごく大好きで
片思いしてた人がいるんです。

朝陽とは正反対で
優しくて笑顔がキラキラしてて
俺様の朝陽とは違う感じで
私の我が儘も聞いてくれたんです。

私は我慢できなくて勇気を出して
彼に告白をしたんです。

すると彼は『俺も前から好きだったんだ』って
いつもする笑顔に照れた感じで笑って言ってくれて…
それで私たちは付き合うことになったんです。

彼の本性も知らずに…

その本性とは…」