。○一花side 今は空き教室。 朝陽、やっぱり助けてくれた。 「朝陽ぃー…」 「一花…」 別れを切り出されたことよりも 今は助けてもらってすごい嬉しい気分で 別れたことなんて忘れてた。 「ごめん…俺…」 「ううん、助けてくれてありがとう! 私ね?朝陽のこと信じてたんだよ! 保田先輩に詳しくは言えないけど 朝陽を信じてやれって言われて 事情はわかんなかったけど 朝陽に何か事情があるんだって思って ずっと信じてた…」