「ん……」

朝の強く綺麗な日差しに目を擦り、私は起きる。

私、水野麻姫。高校3年生になった。

今ベットで隣になりながら私と一緒に寝転んでいる彼は

言わなくてもわかるだろう? 私のかっこいい彼氏だ。

「なぁ……」

彼氏がゆっくりと口を開く。少しいつもよりトーンが低い

きがするけど、寝起きのせいかな? 私はあまり気にしないことにした。

「お前、好きな人誰?」

「へ?」

うわぁ……変な声でた。 突然のことに私は戸惑う。

私は彼がいるのに最近気になる人ができたのだ。 最低な女だよね。

それか、彼の親友なのに。 私は気づかれないよう静かに答える。

「優、だよ?」

「嘘だろ? ほんとのことを言って。」

彼の名前は、本宮優。私と同い年なんだ。

そして、私の初恋の相手でもあるの。 彼には恥ずかしくて

そんなこといえないけどね!

ほんとのことって、私はなんて答えていいかわからず口を閉ざす。