*** 放課後。 私は前回連れられて来た部屋のドアを おもむろにノックする。 コンコンコン。 「……失礼します」 「ん。ちゃんと来たんだな」 大川先生は椅子を私の方へぐるっと回し目を向けた。 ここは国語科準備室。 今日から開始される 私たちの秘密の ケータイ小説倶楽部の はじまり はじまり。