懐かしい歌声が
掠れた声で…
今にも消えてしまいそうな
震える声だった…



動けない私に…
三鶴はそっと手を掴んで
ベットの近くに連れてきてくれた…


ベットに寝ていたのは
何度か夢に出てきた美しい女性で…

微かに残る…思い出で
私が呼んでいた…お母さん…
だった…