七夕と幼なじみと恋*








「なんだよー。見せろよ。」


「だめ。見せない。」





………こんなの見せたら


『好き』

っていってるような
ものじゃん……。








「なんだよ。見せろよー!」



そうこうしているうちに


パッと紙が手から離れ、


彼に取られてしまった。



必死に取り返えそうと
するも叶わず



私は彼を
ドキドキしながら
見つめた。