七夕と幼なじみと恋*








「お前、
これって………」




そういって短冊から顔をあげた彼の顔は



驚くくらい真っ赤だった。




………そんな顔、しないでよ。


期待、しちゃうじゃん。




「なあ、これって期待していい?」



顔を袖で隠しながら彼はそういう




「お前が俺を好きだって、思ってもいい?」



そういいながら彼は


自分の短冊を渡してきた。




「………っ!?」



それを見た私はまた、


彼と同じく

真っ赤に染まった。