三日月姫



『ズズっ…美月様…王様に挨拶に参りますよ…ズズズッ!』



リ、リベル…鼻水…



「またね!レイア!」


「明日、ここに来い。魔法の練習をする…時間がないからな。」



そうだ。

私覚悟は決まってるとか言ってるくせに魔法一回も使ったことがないんだ…


「了解です!」



『ズズズッ』


…リベル……












そういえば…



シームさんが言っていた、魔術師はひどい人って…

私を殺そうとしてるって…


レイアはそんなことしない。

きっと、最初は冷たい性格だったから、変な噂が立っただけだ。



うん、きっとそう。