傷だらけの歌姫

その間も私のお腹は痛くしんどい



「渉……紙とペン持ってきて……」





渉「いいけど……」




そう言って渉は紙とペンを持ってきてくれた




「ありがとう。」




渉「でも……なぜだ……??」





「記憶が無くなりたくないから……ショックや衝撃を与えたら私の記憶は無くなっちゃうから……


だから……せめて紙に書いて見たら思い出せるようにしたいじゃん……(苦笑)


いつ無くなっちゃうかわからないから……この子を頑張って産んだこと忘れたくない……」




ギュッ




渉「無くならねぇよ。

お前が無くなっても俺は絶対に覚えてる


なんなら子供に伝えてもいいくらいだ」





「ありがとう……(涙)

私も冷静を保つ……」




渉「そうか……。」

そう言って渉は会社に電話をするために部屋を出て行った




その間に私はペンを走らした……






そしてその紙を引き出しに入れた……