「いったーーー!!!!
痛い、痛い!!!!」




渉「美歌!!!!
大丈夫なのかよ……!!!!」



私は渉の声なんてほとんど聞こえてなかった……

ただ痛いのを我慢するしかない……



「痛い……!!!!」


渉「美歌、病院行くか……??」



「行かない。
行ったところで意味がないと思う。」



渉「そうか……」




「渉!!!!
ここから居なくなって!!!!」



渉「はぁ……??」



「私……渉に暴言とか言いそうだから早く出て行って!!!!
傷つけたくないの!!!!」




渉……早く出て行って……


私多分……すごいキレると思うから




出産の時に居てくれれば安心するから



今は居なくていいよ



渉「嫌だ。

腹の子の父親は俺だ。

お前と闘うに決まってるだろ。

俺には美歌を見守ることしかできねぇけど側にいる。」




渉……



「ありがとう……(泣)
わたしも……渉が近くいたら心強い……



一緒に頑張ろう……(泣)」





渉「あぁ……」




それから渉はわたしの事をサポートしてくれた。


痛いと言って暴れる私に後ろから抱きついてくれて耳元で安心する言葉をかけてくれた。



“愛してる……美歌”