すでに恋は始まっていた

8歳の時、私は男の人に襲われそうなところを助けられた。


その時言われた言葉…「君の瞳がとても悲しそう」。


私はこの時、当たっていて何も言えなかった。


そもそもなぜ8歳の子が1人で出歩き、襲われそうになったのか…。


あの日…私は親友に心が読めることを話した。


近所に住んでいて、学校にいる時も帰ってきてからもずっと一緒。


幼い頃から一緒だったから…お互いに親友と認めていたから…だから話した。


そして親友の口から出た言葉は…「化け物」。


親友は逃げるように走っていき、それから一言も話さなくなったのを覚えている。


私は今までにないショックを受けた。


ショックのあまり、家にも帰らずどこか分からない場所を無意識に歩いてた。


そこであの子に出会い、救われた。


それが私の過去の全て。