すでに恋は始まっていた

「2人とも仲良いね〜。もう付き合っちゃう?」


空気が読めない光がふざけて冷やかしてくるけど、今の私達はそんな状況じゃない。


案の定、疾斗はそっぽを向いてしまった。


光は圭介に注意されている。


「それよりさ、さっきはどうして紙を見て止まってたの?」


《空気が悪いな…》


圭介か話題を変えようとして明るく言ってくれたみたいだけど…逆効果。


余計に疾斗が不機嫌になってしまった。


「えっと…それは…後で話すね」


「う、うん」


疾斗の表情の変化に気がついた圭介は苦笑いで答えた。


《これは相当だな…》