すでに恋は始まっていた

(なに⁉︎今のドキッって!)


『絶対俺のこと好きにさせてやるよ』


初めて会った日に言われた言葉を思い出す。


(まさか私、疾斗のこと…ないないない!だって私にはカーネーション君がいるんだから!)


1人でぶつぶつ言いながら首を振ったりしていると、疾斗の声で我がかえってきた。


「日菜!これなんかどうだ?」


(今はこっちに集中しなきゃ!)


疾斗の持っているネックレスに目をやる。


「なにこれ!すっごくかわいい!絶対これ喜ぶよ!」


疾斗が選んだのは蝶々がモチーフで誕生石入りのとってもかわいいネックレスだった。