慶太郎も、この頃から金髪だ。
ふわふわのライオン頭も健在で、タバコをくわえてさゆりさんとVサインをしている。
この頃が。
あの時しゃべってくれていた頃なのかな。
よく見れば顔には傷があるし、今よりも纏う空気が尖っている様にも思えるのは、話を聞いているからなのかもしれない。
そして。次の一枚。
……ん?あれ?
ゆっくり一枚、一枚見ていくけど。
慶太郎との写真が沢山。
中には、慶太郎がさゆりさんの頬にキスしていたり、腰に手を回していたりする。
「元、彼氏だったりする」
目を丸める私に、届いたさゆりさんの声。
見上げると、照れたような。
でも、少し眉を曲げて、切な気に笑っていた。

