青空の下月夜に舞う 2


「やべー。こんなに綺麗なの一年ぶりだよ。正月が来たみてえ」


と、さゆりさん。


「まだ夏休みですよ。維持して下さいね」

私がそう言うと、「努力する」と笑ったのは、リカさん。


「お前じゃねえし!つーかお前ら写真見てないでやれよ!」

「さゆりの部屋だもん」

「うん。ほら、麻衣見てみろよ。さゆりと、美咲」


綺麗になった床に座り、四角のこたつテーブルの一角に腰をおろすと、リカさんに差し出された写真を手にした。

大量にある写真の約半分を手渡され、一枚、一枚見ていく。


以前見せてもらった風貌の二人。
楽しそうに笑うその手には……タバコ。


今は吸ってないのかな。
見る限りこの部屋には、灰皿は無かった。