「やべー。こんなに綺麗なの一年ぶりだよ。正月が来たみてえ」
と、さゆりさん。
「まだ夏休みですよ。維持して下さいね」
私がそう言うと、「努力する」と笑ったのは、リカさん。
「お前じゃねえし!つーかお前ら写真見てないでやれよ!」
「さゆりの部屋だもん」
「うん。ほら、麻衣見てみろよ。さゆりと、美咲」
綺麗になった床に座り、四角のこたつテーブルの一角に腰をおろすと、リカさんに差し出された写真を手にした。
大量にある写真の約半分を手渡され、一枚、一枚見ていく。
以前見せてもらった風貌の二人。
楽しそうに笑うその手には……タバコ。
今は吸ってないのかな。
見る限りこの部屋には、灰皿は無かった。

