青空の下月夜に舞う 2

見放されてるとは、思ってたけど。
捨てられるなんて思っていなかった、と。

涙は出る事はなく。

いつも泣いていたお母さんさえ、もう泣いてくれなかったと、呟いた。


「改めて家見たらさ、壁に穴は空いてるわ。壊れたドアはあるわ」

窓ガラスは慶太郎が何度も割るせいで、網目があるものに全て変わっていたらしい。



「あのガラス、なかなか散らばらねえんだよ。ひび割れが何度も入るだけ」



メチャクチャだった、と言う慶太郎。

きっとそれは私が今想像している以上なんだろうと思う。


「家出てから、定期的に金は入ってきてる。学費も払ってるみてぇ。最初は気楽になった、と思ってたんだよ。万々歳じゃんって」

女も連れ込み放題だし、お金はあるし。