「つーかさ、俺トイレ我慢してんだけど。実は。借りていい?」
「いいよ、いいよ」
私は慶太郎を避け、前を歩いて階段を登ると、鍵を開けて、中へと促した。
本当にトイレに直行した慶太郎。
いや、疑ってたわけじゃないよ?
でもほら、ねえ?
鞄を下ろして、お総菜を冷蔵庫に入れる。
こういう場合って、お茶とか出すべき?
でも家ペットボトルしかないからな。
……どうしようか。
トイレを見る。うん。まだ出てこない。
う○こか、慶太郎。
運動したからか?
健康でいいことだ。
……結局。解決してないし!!
自分自身に突っ込んだところで、水を流す音が聞こえ、トイレの扉が開いた。

