青空の下月夜に舞う 2

裸女が電話かけてくんないかな。

あ、携帯家の中だ。


祐也が来てくんないかな。バカみたいな声で。

あ、携帯家だ。



一人漫才を考えてる辺り、私も相当痛いけど。


そして。アパートの階段の下に着いてしまい、前を歩いていた慶太郎が振り向いた。


「じゃあな」


「え?あ、へ?うん、じゃあ」


「ははっ。動揺しちゃって。可愛いやつ」


え。は?、を?ん?

目を細めて笑う。
あ。いつもの慶太郎だ。
雰囲気も、話し方も、笑い方も。


「ふふ」

「何笑ってんだ」


それがちょっぴり嬉しくて笑う。
だって、明らかに普通じゃなかったから。