「明日、」
突然体に走る緊張感。
この三人で話すのは、携帯の電源を切ったあの日以来。
明日からバイトだ。
その事で何かあるのかな、と。ちょっと思ってはいたからか。
部屋で話していた時のトーンと同じなのに、この違いはなんだろう。
テレビに向けていた視線を、響きに向けると、慶太郎はテレビを見ていて。
「明日?」
その先の言葉を促す。
響は私をしっかり見ているもんだから、余計に緊張が増した。
「パン買いに行っていいか?」
「…………は?」
「カレーパンが美味いらしいな。祐也が言ってた」
「ああ……猿が……毎度あり」
「ふはっ。麻衣ちゃん何それ」
いや、何それって。
こっちが“何それ”ですが。

