青空の下月夜に舞う 2



「……怖い」


「なんだよ。ビビってるだけかよ。慣れろ」


悪いかよ!!


淡々と。
笑いもせずに話す響。

いやいやいや。
怖いじゃん。怖いよ!しかも慣れろって。


私暴走族になりたい、なんて言ったことないんですけど?


「言いたいことは口で言え。睨まれても俺はエスパーじゃねえ」

「……折角いい顔してんのに。口が悪い」

「今その話関係なくねえか」


眉を曲げて鼻で笑われた。


あ、無表情が崩れたな。

響の笑った顔に釣られて、私も笑みを溢す。


その時。

私が飲んでいたコーラを響が手に取り、二口程飲んだ。



あ。
と言う声は、口は“あ”の形をしていたけど無音で。


「喉いてぇ」


今まで普通に話してたのに。

何て事ない、その流れにーーーー心臓が可笑しな動きを始めた。