青空の下月夜に舞う 2

自販機の前に立ち、500円玉を投入。

どれにしよっかな。


お茶も飲みたいけど、シュワッとスカッと炭酸も捨て難い。

暫く考えていると、500円玉は落ちてきて、また暫く考えて、結局コーラに決定。


再びお金を入れた……その時。


「あ」


後ろから伸びてきた手が、スプライトのボタンを押した。


「お前無防備だな」


聞きなれた声に振り向くと、私の後ろには祐也が立っていて。


「私……コーラ飲みた、」

「ケチケチすんなって。奢れよ」

「むぅ」

「可愛くねえし」

笑いながら、祐也はコーラのボタンを押した。


奢るのは構わないよ?
でも一言欲しいじゃんねぇ?

誰宛てでもない言葉を頭で言いながら、ジュースを手にすると、祐也と二人慶太郎の家に戻った。