青空の下月夜に舞う 2

慶太郎のおかげで気持ちが楽になったのは確かで。

悩んだりしてたら悪い、と思ってた全てを取り払ってくれた事は有り難く感じ。



皆が集まり、昨日同様慶太郎のバイクの後ろに股がった時、「今夜も逝かせてやる」と慶太郎が言うもんだから、遠慮なく肩を叩いた。


それを見て、みんなが笑い声を上げ、ひとしきり笑いが収まると、響がバイクのエンジンをかけたのを合図に皆が響の後ろに続いた。



大通りに出て、少しずつバイクの台数が増えていくのが分かり出すと、見知ったバイクが横につけられる。


「麻衣!眠れたか?!」


今日も元気な赤頭だ。


「今日も目立ちまくってんな!お前ウケる!」

「麻衣ちゃんウケる~」

「ギャハハハ!」


慶太郎と祐也が大きな声で笑い、爆音を掻き鳴らす。

煩いし、笑い方下品だし、手はバイクの鉄を握りしめてる私は、まだ笑える余裕はない。

でも、昨日よりは怖くない、かも。
……絶対言わないけど。

言ったら飛ばされたり、蛇行運転されたら嫌だ。
絶対気絶する。