青空の下月夜に舞う 2

何が言いたいわけ。

じっと慶太郎を見つめるけど、答えは返ってこない。


バカ?否定はしないけど、急になんなんだろう。

暫く目を反らさずにいたけど、言葉が放たれる事はなく、私はテレビの方に顔を向けた。



「でも」

「……何」


わざとだろうか。
わざとだと、思わせたいのだろうか。

私がそっぽを向くのを待っていたかの様に話し出したもんだから、私はそのまま振り返らずに返事をする。


「考えてる事。分かるから。気にすんなっつーほうが無理だから、悩め」

「……」

「答えなんかないんだから。だって“ジンセイイロイロ”だろ?」

「……そこは普通、」

「優しくされるだけが、優しさじゃねえのは。お前もよく分かってるだろうがよ」