青空の下月夜に舞う 2

雄大は。あの動画をお母さんに見せるだろうか。

もしそうなれば……


嫌な想いが頭を巡り、顔を強張らせる。


大丈夫。
もう、そうなってもいいと思ったから、みんなを頼ったんだもん。

何度も何度も。
振り切れなかった想いを、やっと振り切れそうな時に、私はまだ不安になってるなんて。



慶太郎と再び、二言、三言話すと、「風呂」と口にしてリビングを出て行った響。

私は視線を向ける事なく、目の前のテーブルを見つめていた。


昔から積み重ねたものは、中々崩れる事はない。
振り払いたくて仕方のない昔の思い出も。

……幸せでたまらなかった日々が邪魔していた。


でも。昨日のお母さんは。やっぱり何も変わらなくて。私は少しも満たされない。

逆に闇は深くなるばかりだ。