何で、って言葉は。
「お盆だもん盛っちゃうもんだろ」
「盛らねえよ」
二秒で消え失せた。
類は友を呼ぶって言うもんね。
祐也と慶太郎が仲良しな理由も頷けるよ。
はあ、とため息を吐いた後。
笑い声を上げた慶太郎。
そして。
「つか。吉田じゃん」
「上田……慶太郎、」
「俺の女に手出してんのか」
金髪男は、吉田と言う名前で、慶太郎を丸い目で見てる。
驚き、微妙に焦る様な言葉遣いで。
「ち、ちげぇよ。知らなかったんだよ。お前の女だって」
「ふぅん」
「ほら、普通じゃん?コイツ、じゃない。この女の子。いや、いい意味でだぞ?」
いい意味で普通、って何。
私誉められてる気がしない。
私を指差して話す男が。
話ながら焦りが加速しているのが見てとれる。

