青空の下月夜に舞う 2

体を洗いながら、鍵の安心感はんぱないな……なんて。

この家で初めてゆったり体を洗えた。


夜中に入って、響とかち合わせた時も、のんびりしながら、どこか背中を気にしてたしね。


シャワーだけだったから、湯船に浸かり考え事をする時間もなく。

思考がまたマイナスを向く前に、体を拭いてお風呂場を出た。


一人で居るのは楽な筈なのに。

誰かと会話する事で、気が紛れる。


バタバタしてるつもりはないけど、リビングに行き、テレビを見ていた響に


「……早くねえ?」

「……」


お化けが怖い小さな子みたいじゃないか。

響と合わさる視線を外して、未だ爆睡中のみんなを尻目にソファに足を向けた……けど。