結局手にしたのは素麺。
響はそばをその場で開ける。
「あ、お金……」
素麺の蓋を開ける前に、私が口にする。
「いらねえ」
「そんな訳にいかないよ」
「なら今度お前が奢れよ。ほら食え」
「……」
割り箸を渡され、会話は終わりだと言わんばかりに下を向き、箸を進めようとする。
今度私が昼御飯を……って。
そんな機会あんのか?
ここに居ればあるだろう状況を、無理矢理飲み込んで、小さな声で「いただきます」と呟いた。
ズル……ズル……ズル……
「ふ」
「何が面白い」
「いや……音?」
吹き出した私に、何故かすごむ響だけど。
部屋が静か過ぎて食べる音がリアルだよ。
響はそばをその場で開ける。
「あ、お金……」
素麺の蓋を開ける前に、私が口にする。
「いらねえ」
「そんな訳にいかないよ」
「なら今度お前が奢れよ。ほら食え」
「……」
割り箸を渡され、会話は終わりだと言わんばかりに下を向き、箸を進めようとする。
今度私が昼御飯を……って。
そんな機会あんのか?
ここに居ればあるだろう状況を、無理矢理飲み込んで、小さな声で「いただきます」と呟いた。
ズル……ズル……ズル……
「ふ」
「何が面白い」
「いや……音?」
吹き出した私に、何故かすごむ響だけど。
部屋が静か過ぎて食べる音がリアルだよ。

