青空の下月夜に舞う 2

そのまま頭を凭れた状態で数十分。


――カチャリ。


部屋の扉が静かに開いた事で、反射的に上体を起こした。


「焦らせるんじゃねぇよ」

「ご、ごめん……?」


入ってきたのは響。

私を見て呆れた様な、ホッとした様な吐息を漏らす。


「飯。買いに行ってたら、お前消えてるから、ちょっと焦った」

「……ぁ」


心配、してくれたのか。
それは悪いことしたかも。


ばつの悪さから、視線を外して俯くと、響は私の隣にしゃがみこみ……


「素麺と、そばどっちがいい?」

「……カレーパン」

「……チッ。てめぇの店で買え。今は二択だ」

「えー。パンがいい」

「二択だっつってんだろ」


心配、が。
こそばゆくて。どうしたらいいのか分からない。