青空の下月夜に舞う 2



「麻衣ちゃん、俺の家においで」



放たれた言葉は、私が目を丸めるには十分すぎて。


冗談なんじゃないかと、響と慶太郎を交互に見たけど、二人の表情は真剣なものから崩れない。


「俺の家、ってここだよ、ね?」

「ああ」


答えたのは響。それが余計に、ふざけていないんだと感じる。


ただ見つめ返す事しか出来ない私に、


「守ってやるから。もう一人で泣くな」


響が優しく微笑んで。


私の頭に手を伸ばし、撫でた。


涙は、出ない。急展開に頭が付いていかないっていうのが正解。

だけど……


「寂しがり屋同士、仲良くしような?」


ふざけて言い放った慶太郎の言葉に。
目の前がぼやけた。