青空の下月夜に舞う 2


その時。


――カチャリ。

玄関の方から音が。


「お。帰ってきたか」


慶太郎の声の後、暫くしてリビングの扉を開けたのは……――響。


「鍵閉めてきた」


そう言って、特効服からTシャツに着替えた響。

ソファーに近付き、慶太郎のコップに注がれたジュースを飲み干した。


「他は?」

「まだ走るって」

「黒邪気は?」

「下っぱばっかだった。あれじゃ喧嘩にもならねぇよ」

「つまんねぇよなあ」


響もソファーに腰を沈めると、慶太郎と会話を交わし、私に視線を向ける。


ふ、二人から見られたら。
固まっちゃうじゃん……

微妙な居心地の悪さを感じた時、「さっきの話だけど」と。慶太郎が口を開いた。