「ねぇ、死なない?絶対死なない?」
「麻衣ちゃん、ビビり過ぎ~」
「ヘルメットは?頭を守る最大の武器」
「ヘルメットって武器なの?俺初めて知った~」
「そういう意味じゃな……わあ!!」
「いっくよー。落とされんなよ!あ、ハイ。マスク」
慶太郎の後ろに乗り、話している途中にエンジンをかけられた私は、思わず驚きの声を上げた私に、ピンクのキャラクターのマスクを手渡された。
「お巡りさんに顔見られない為のアイテム~」
それを聞き、急いでマスクを装着。
なのに。
「ぎゃっ!」
「やべー!ちょーーー興奮しそうな予感しねぇ?」
発進したバイクに、可愛気のない私の声が口から漏れるのと対照的に、心底楽しそうな声を上げる慶太郎。

