青空の下月夜に舞う 2



「ねぇ、死なない?絶対死なない?」

「麻衣ちゃん、ビビり過ぎ~」

「ヘルメットは?頭を守る最大の武器」

「ヘルメットって武器なの?俺初めて知った~」

「そういう意味じゃな……わあ!!」

「いっくよー。落とされんなよ!あ、ハイ。マスク」


慶太郎の後ろに乗り、話している途中にエンジンをかけられた私は、思わず驚きの声を上げた私に、ピンクのキャラクターのマスクを手渡された。


「お巡りさんに顔見られない為のアイテム~」


それを聞き、急いでマスクを装着。

なのに。

「ぎゃっ!」

「やべー!ちょーーー興奮しそうな予感しねぇ?」


発進したバイクに、可愛気のない私の声が口から漏れるのと対照的に、心底楽しそうな声を上げる慶太郎。