青空の下月夜に舞う 2



「ずっと、アイツ等も心配してたから。立ち聞きしても許してあげて?」


私は頷き、少しだけはにかんで見せた。


許すも何も。
私には十分だ。


鼻を思いっきり咬むと、「麻衣ちゃん汚い~」と。笑われて、裸女が空気を元に戻してくれた。


だけど、私は言わなきゃいけない。



「美咲さん、ありがとうございます」

「……へ?何が?」


惚けるのは、わざとなのか、天然なのか。
頬がちょっと赤いから。それが優しさだって思いたくて。


「私の為に泣いてくれて」


そう口にする私に、裸女は眉を曲げて。
綺麗な涙の滴が瞳に溜まる。


「もぉ……泣かせないでよ」



きっと、私は頼る人を間違えていない、と。
こんな気持ちは生まれてはじめてだった。