「雄大の事が好きで。だから私……っ。でも今は好きかも分からなくて……!」
「…………は?」
懸命に言葉を繋いで行く中、先程私に話しかけた声のトーンとは明らかに違う音。
俯いていた顔をゆっくり、上げる。
ま、さか……お母さんは。違う、よね……?
背中に冷や汗が伝うのは日常で。
ほんの一瞬の気の緩みが。
「あなたが、雄大くんを傷つけているの?」
お母さんと別れる事になろうとは。
考えもしなかった。
よく考えれば分かる事なのに。
お母さんが雄大をどれだけ可愛がっているか。
私以上に大切にされているか。

