青空の下月夜に舞う 2

お母さんがパンプスからスリッパに履き替えるのを見て、私も上履きに足を入れた。


「最近、変ね」


上履きを履く為、俯いていた私の上から、お母さんの声が降ってきた。


今……話しかけられ、た?

ゆっくり顔を上げると。


「何かあったの?」


心配そうに眉を曲げるお母さんが。


「あ……ぁ……、っ」


どうしよう。


私、今日の日を夢に見てるのかな。


「明らかに。様子が変わったから。何かあったんじゃないの?」


今目の前にいるのは、本当にお母さん……?

最近お母さんに会っていなくて、お母さんの心がどんな調子だったのか全然わからない。

だけど、今向けられているのは、間違いなく雄大と定規を取り合う前の視線。