青空の下月夜に舞う 2

振り返り、ドアノブに手をかけ、自分はもうどうなってもいい、とすら思った。

少しでも。


お母さんが私の味方をしてくれれば。
私は……っ。



強く地面を蹴り、扉を開けようとした。



けれど。


――私の手首を。雄大が力強く掴んだ。


「俺から離れるなら。全部バラすよ」

「……っ!!」



思わず息を飲む。

雄大の手には、スマホが握られていて。


目の前に付き出されたディスプレイには。



「こんなの見たら、どうなるかな?」


ディスプレイを、雄大の綺麗な指がタップする。



『……ん、あっ、……もっ、ゆぅ……ひゃあっ』




夢中で分からなかった。


スマホの中では、自分だとは認めたくない……

“真っ最中”の“女”の姿の……私。