青空の下月夜に舞う 2


お盆と言っても、特に忙しい訳ではなく、いつものバイトの時間が延びただけってぐらい。

夏休みだから、学生っぽい子達が昼時にはしゃぐ声が店内に響いているぐらいで。


「お家の方は大丈夫かい?」

「はい。全然ですよ」

「無理なら断っていいんだからね」

「店長気使い過ぎですって」


申し訳なさそうに頭を下げる店長に、笑って返した。

私は働いて給料貰う側だからね。
損してる事は絶対ないんだから、そんなに腰低くなくていいのにな。

ま、そこが店長の好きな所でもあるけど。



休憩時間、店長と店長の奥さんが私にパンをくれて。温かい雰囲気に顔が綻んだ。