青空の下月夜に舞う 2




――コト。コト。コト。


知恵さんがお皿を並べる音が聞こえる。



テレビは見てるけど、正直頭には入ってこない。



そして。



「麻衣が食べ終わったら、部屋ノックして。私食べるから」

「……はい」


食事の用意が出来たのだろう。

“私とは食べたくない”と。
被害妄想じゃないと思う。

そんな意味が込められている事。何年経っても慣れない。

私の目の前を通り、リビングの扉を開けた知恵さんは


「先に食べていいよ、ぐらい言えないのかしら。本当、可愛くないわね」


言い捨てる様に、フンッと鼻を鳴らすと、強めに扉を閉められた。


バタン!!と言う、音が響いたのは部屋だけじゃない。


何度となく。

お母さんは私の胸を締め付けるんだ。