青空の下月夜に舞う 2

「鈴木くん!」


薄暗い渡り廊下に、一人ポツンと鈴木の姿が。


「よぉ、上野」


よぉ、って。
さっきも同じ教室に居たのに変なの。


「どうしたの?」



そう口にした時、

“あの雰囲気は絶対に……”

さっきの七海の言葉が頭に響いて、変に緊張してきた。


「あの、さ」


少し俯いて、照れた様に笑った鈴木くんは、爽やかな笑顔を浮かべて言葉を放つ。


「呼び出した時点で、なんとなく気付いてるかもしんねぇけど。俺上野の事好きなんだ」

「……っ」


思わず息を飲む。
本当に……告白だなんて、驚きを隠せない。


「良かったら、付き合ってくれないか、な」


鈴木くんの顔を見ると、鈴木くんもいつもより表情が若干堅くて、緊張してるんだと分かる。


雄大以外からこんな事言われるのは初めてで、返事に戸惑う。

沈黙の後――……風に揺れる木々の音がした。