青空の下月夜に舞う 2


「さっきの妬きモチ。俺嬉しかった」


「……っ、あれは」


「違うの?」


「ちが、くない……」



そんな距離で話さないで。小さい頃から同じ時間を過ごしてきて。雄大は、私の性格がよく分かっている。


「キス、していい?」


私の返事を待つ事なく、触れた唇は、生々しくてふわふわしていた。




ゆっくり唇を離した雄大は、私の耳元に口を近づけて。


「昔から。俺は麻衣しか見えてない」



本当の兄妹じゃなくて、心から良かったと思ってるよ。

そう呟かれた私に、もう抵抗するなんて考えは微塵もなくて。



場所が玄関だとか。
展開が早すぎる、とか。


余計な考えはぶっ飛んだ。